パソコンは使い続けていくと、購入当初の軽快さを失っていきます。

パソコンを長く使い続けていると出てくる症状

・動きがとにかく遅い
・頻繁にフリーズする
・起動に数分かかる
・Windows Updateが終わらない

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友人
ノートパソコンの動きが遅すぎて、窓から投げ捨てたくなった

と言っていた友人を思い出します。

確かに、あまりにパソコンの動きが遅いとストレスが溜まりますよね。

この記事では、パソコンの動きが遅くなる原因とその対処法をご紹介します。

【目次】

動きが遅い原因① 性能不足

パソコンの性能をチェックする方法

CPU性能の見方

メモリ性能の見方

ハードディスク性能の見方

動きが遅い原因② ハードディスク故障

動きが遅い原因③ システム不具合

パソコンの動きを快適にする設定

まとめ

順番に解説していきます。

動きが遅い原因① 性能不足

まず最初に、パソコンの性能をチェックしてみましょう。

基本的には、以下の3つの部品の性能をチェックすればOKです。

パソコンの動作に重要な3つの部品

・CPU
・メモリ
・ハードディスク

パソコンの性能をチェックする方法

CPUとメモリの性能を確認する手順をご紹介します。

1 スタートボタンをクリックして、「コントロールパネル」と入力します。

スタートメニュー画像
スタートメニューの画像

2 クリックして、コントロールパネルを開きます

3 システムとセキュリティ→システムと進み、システム情報を開

Windows10システムの画面

この画面でプロセッサ(CPU)と搭載メモリ量を確認可能です。

このパソコンのスペック

プロセッサ(CPU):Core i3 4100M
メモリ:4.0GB

であることが分かります。

以上が、CPUとメモリのチェック方法です。

それでは、CPUとメモリの性能が足りているかは、どのように判断すればよいのでしょうか?

CPU性能の見方

CPUとは?

Intel Core iシリーズCPUロゴ画像

CPU(シーピーユー、 英: Central Processing Unit)、 中央処理装置(ちゅうおうしょりそうち)または 中央演算処理装置(ちゅうおうえんざんしょりそうち)は、 コンピュータにおける中心的な 処理装置(プロセッサ) 。 コンピュータの脳としてたとえられることが多い。

https://ja.wikipedia.org/wiki/CPU

人間の体で例えると脳に相当します。あらゆる処理をする部品です。

個人的な意見ですが、Intel 第2世代Core i 以降のCPUが搭載されていれば、Windows10は問題なく動作します。

それでは、CPUの世代はどのように見分けるのでしょうか

Core iシリーズは型番で世代を確認可能です。

第2世代以降のCore i CPUは、CPU型番に4ケタの数字が割り当てられます。(初代は3ケタ)

頭の数字が世代を表します。

CPUの型番例

・Intel Core i5 2410M→第2世代
・Intel Core i3 3200→第3世代
・Intel Core i7 4770K→第4世代
・Intel Core i5 8400→第8世代
・Core i7 870→初代

しかし、以下の3種類のCPUはこの規則がありません。

一目で世代がわからないCPU

・Atom
・Celeron
・Pentium

AtomとCeleronとPentiumのロゴ画像

これらはいわゆるエントリークラスのCPUで、世代関係なく性能が低めです。

購入して何年経過したかを基準に考えることをお勧めします。

Atom・Celeron・Pentiumは・・・

発売から5年経過していれば買い替えがお勧めです。
5年経過しているとハードディスクも劣化している場合があるので
無理に延命させず買い換えされることをお勧めします。

AMD CPU(特にRyzen以前)はマイナーなため、この記事では紹介しません。

CPU性能についてのまとめ

第2世代以降のCore i CPUであれば、Windows10は問題なく動作します。
CPUの型番を見て、世代を確認しましょう。


Intel Atom、Celeron、PentiumといったCPUは世代関係なく性能が低いため、発売から5年経過していれば買い替えがお勧めです。

メモリ性能の見方

メモリとは?

メモリの画像
ノートパソコン用メモリの画像

Dynamic Random Access Memory(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、 DRAM、ディーラム)は、 コンピュータなどに使用される 半導体メモリによるRAMの1種で、コンピュータの 主記憶装置やディジタル・テレビやディジタル・カメラなど多くの情報機器の、内部での大規模な作業用記憶として用いられている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Dynamic_Random_Access_Memory

人間世界で例えると「作業時の机の広さ」に相当します。

広いほど複数作業時の効率がアップしますし、狭いとすぐに作業が止まりますよね。

これと全く同じイメージです。

Windows10は最低4GBのメモリが必要

Windows10を快適に動作させるには、最低でも4GB、できれば8GBのメモリがあると安心です。
2GBでは、まともに動作しないので増設が必要です。

現在の搭載メモリ量は、上で紹介したシステム画面の

「実装メモリ」という項目に表示されています。

メモリの増設方法はパソコンの機種によって異なります。

ユーザーで簡単に交換・増設できる機種もありますが、不安でしたらパソコン修理屋に依頼することをお勧めします。

・メモリについてのまとめ

メモリについてのまとめ

Windows10では最低4GBのメモリが必要です。
現在のメモリ搭載量が1GBや2GBの場合は、4GB以上に増設しましょう。

増設にはパソコン本体の分解が必要となるため、パソコン修理業者に依頼することもご検討ください。

ハードディスク性能の見方

ハードディスクとは?

ハードディスクの画像

ハードディスクドライブ: hard disk drive, HDD)とは、磁性体を塗布した円盤を高速回転し、磁気ヘッドを移動することで、情報を記録し読み出す補助記憶装置の一種である。SSDと比べ、大容量でも低価格なことが特徴。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96

人間世界で例えると、作業時の机の引き出しの広さに相当します。

Windowsのシステムファイルやユーザーデータなど、あらゆるデータが保存される部品です。

通常はCドライブに保存されます。

Cドライブの空き容量が極端に少なくなるとパソコンの動作が遅くなります。

一度空き容量をチェックしてみましょう。

エクスプローラーを表示します。

エクスプローラーの画像

ローカルディスク(C:)という部分をチェックしてみましょう。

上の画像では中央に表示されています。

空き領域が10GB未満だと、容量が足りない状態です。
バーの色が赤の場合、空き領域が非常に少なくなっているため、不要ファイルの整理、大容量ハードディスクへの交換が必要です。
空き領域が極端に足りないと、パソコンの動作にも大きく影響が出ます。

動きが遅い原因② ハードディスク故障

ハードディスクが故障すると、パソコンの動作が極端に遅くなります。

ハードディスクが故障している場合に出る症状

・Windows起動に5分かかる
・ソフトの起動に1分くらいかかる
・頻繁にフリーズする

上記の症状が出る場合、ハードディスク故障が疑われます。

ハードディスク故障の判断方法は、以下の記事でご紹介しています。
ぜひ一度ご覧ください。
ハードディスク故障の対処法

Crystal Disk Infoというソフトを使って、ハードディスクの状態をチェックしてみましょう。

「注意」「危険」と表示された場合はハードディスクが故障しており、それが原因でパソコンの動作が遅くなっています。

なるべく早くメーカー修理や、パソコン修理業者に依頼しましょう。

動きが遅い原因③ システム不具合

Windowsシステムの不具合で動きが遅くなるケースもあります。

特に注意したいのが以下のパターンです。

セキュリティソフトの複数インストール

セキュリティソフトをインストールすると、ウイルスからWindowsを保護することができます。

代表的なセキュリティソフト

・Norton
・ウイルスバスター
・マカフィー
・カスペルスキー
・Avast など

実は、セキュリティソフトを複数インストールしても防御力は上がりません。

むしろWindowsを不安定にさせ、最悪起動しなくなることもあります。

セキュリティソフトは1つに絞りましょう。

常駐プログラムが多い

Windowsでは、システム以外にもインストールされているソフトのプログラムが裏で動いています。

※バックグラウンドソフト、常駐プログラムとも呼ばれます。

常駐プログラムは常にパソコンの裏で動作しているため、数が多いと負荷も高くなります。

パソコンの動作がひどく遅い場合は、セキュリティソフト以外の常駐プログラムを無効にしましょう。

常駐プログラムの無効化方法

この記事では「タスクマネージャー」を使用した無効化方法をご紹介します。

1 スタートメニューを起動

2. 「タスク」と入力

タスクマネージャーが推測候補で表示されるので、クリック

タスクマネージャーの画像

3. タスクマネージャーが起動します

タスクマネージャーの画像

一見すると難しそうな画面ですが、無効化操作は簡単です。

4. タスクマネージャーの上部の項目から、「スタートアップ」をクリック

タスクマネージャーの画像

スタートアッププログラム一覧が表示されます。

5. 不要なプログラムを右クリックして、「無効化」をクリックします

タスクマネージャーの画像

無効化しても大丈夫なのか、判断が難しいプログラムが多いです。

セキュリティソフトは無効化してはいけないため、有効の状態にしましょう。

プログラム名をインターネットで検索して、どういった機能があるプログラムなのか、無効化して大丈夫なのか答えが出てから無効化することをお勧めします。

システム不具合の対処法

・セキュリティソフトが複数入っていないか確認をしましょう。
 複数入っている場合は、1つにしましょう。

・常駐プログラムが多いとパソコンにかかる負荷が多くなるため、動作が遅くなる原因となります。
・タスクマネージャーのスタートアップ項目から、不要なスタートアッププログラムは無効にしましょう。

【解説】デフラグについて

Windows VistaやWindows7までは、ハードディスクの断片化で動作が遅くなる問題を修復する「デフラグ」という機能が有効でした。

しかしWindows10は自動でデフラグを行ってくれるため、気にしなくても問題ありません。

パソコンの動作を快適にする設定

以下の記事で、Windows10の動作が少し快適になる設定をご紹介しています。

ぜひ一度ご覧ください!

まとめ

さて、パソコンの動きが遅くなる原因とその対処法をご紹介しましたが、効果はありましたか?

パソコンの動きが遅くなる原因は様々です。

ハードディスクが故障している場合は修理が必要です。

早めに修理に出せば多くのデータを救出できます。

症状が悪化しないうちにパソコンを修理しましょう。

また、お使いのパソコンの性能をみて、古いようであれば買い替えを検討しましょう。